ドアや窓の開閉をスマホから手軽に確認できる「TP-Link Tapo T110」を実際に設置し、反応の速さや通知の使い勝手を徹底レビューしました。
アプリの履歴ログや開けっ放しを知らせるアラート、照明の自動点灯など、日常生活で役立つ機能も細かく検証。
これからスマートホームを始めたい方にぴったりの内容になっています。
TP-Link Tapo T110の基本情報と特徴

公式サイト:TP-Link / 公式X:@tplinkjapan
製品ページ:「Tapo T110」
価格:2,200円
ドアや窓の開閉をサッと検知してスマホに通知してくれるのが、TP-Link Tapo T110です。
小さくても頼れるスマート接触センサーで、暮らしの安心と快適さをちょっと格上げしてくれます。
主な特徴を表にまとめました👇


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通信方式 | Tapoハブ経由で安定接続 |
| 電源 | ボタン電池駆動、省電力設計で長寿命 |
| 主な用途 | 防犯、ドア等の締め忘れ、生活の利便性向上 |
| 対応アプリ | Tapoアプリ(iOS / Android) |
| 設置方法 | 両面テープで工具不要 |
これからスマートホームを始めたい方にとって、最初の一歩にちょうど良い製品といえます。
注意:Tapo T110単体では利用できず、別売りのTapoスマートハブ(Tapo H100など)が必須。
購入前にあわせてチェックしておくと安心です。
アプリは以下を使用します。
レビュー|実際に取り付けて使ってみた

実際にTapo T110をドアに取り付けて試してみました。
結論から言うと…設置は本当にラク!両面テープで貼るだけなので数分で完了します。
センサーと磁石の隙間をしっかり調整しないとうまく反応しないこともありますが、初めて使う方でも迷わず設定できると思います。
ドア枠への設置方法と注意点
設置は次のステップでOKです。
- ドアにセンサー本体を貼り付ける
- ドア枠に磁石パーツを貼る
- 隙間を15mm以内に調整
注意点:貼り付ける前に表面をきれいに拭いておくと、より長持ちします。

上の画像のように少しずれがあっても、センサーはしっかり認識しました。
少々のズレがあるドアでも機能はするので安心して設置できます。
アプリでの初期設定手順
設置が終わったら、アプリでサクッと設定を済ませましょう。
- Tapoアプリを起動
- 「新しいデバイス」を追加
- ハブを(Tapo H100)を経由してセンサーを認識
ここまでで数分。
すぐに開閉検知がアプリに反映されました。
初期設定後にできることは、ドアや窓の開閉履歴のログ確認、通知のタイミングや方法をカスタマイズなど。
自分の生活スタイルに合わせて設定できるので、防犯にも見守りにも使いやすいです。
開閉検知の精度とアラート通知を検証
Tapo T110を使用して「開けっ放しを知らせてくれるアラート機能」として検証をしました。
防犯や「窓を閉めたつもりだったのに開いたまま…」という閉め忘れ対策としての検証ですね。
ドア開閉時のイベントログ表
ドアや窓を開け閉めするたびに、アプリには「開」「閉」の記録が自動で残ります。

時系列ログで「開/閉」を記録
外出先からもスマホでチェック可能
防犯チェックや家族の帰宅確認に活用
時系列で履歴を振り返れるので、「いつ誰が帰宅したか」「いつ窓を開けたか」が一目で分かります。
開けっ放し時のアラート通知と履歴

Tapo T110は、ドアや窓を一定時間開けたままにするとスマホにアラート通知を送ってくれます。
もちろん通知は時間を設定が可能。

アプリでは画像のようにドアが開いたとき、しまったとき、そして開いたままだったことなどを時間ごとに確認可能です。
- 通知までの時間は任意で設定可能(例:3分以上開いたまま→通知)
- アラートはログにも記録される
- 後から履歴を振り返って閉め忘れをチェックできる
もちろんスマホだけでなく、ハブ「Tapo H100」による音での通知もできます。
「ドアを開けたらライト点灯」のような設定も可能
Tapo T110の真骨頂は、ほかのTapo製品と組み合わせたときに発揮されます。
たとえば、Tapo H110(スマートプラグ)と連携させると、ドアや窓の開閉に合わせて家電を自動制御できるんです。

例えばこの画像の設定画面では、Tapo T110のセンサーに反応して「スマートテープライトを点灯させる」といったことも設定することができます。
他にも以下のようなシーンを設定することができます。
| 条件(Tapo T110) | 動作(Tapo H110経由の家電) | 利用シーン |
|---|---|---|
| 玄関ドアを開ける | リビングのスタンドライト点灯 | 帰宅時に暗い部屋に入らず安心 |
| 窓を開ける | サーキュレーター電源オフ | 省エネ・安全対策 |
| 勝手口を開ける | キッチンのライト点灯 | 夜の出入り時に便利 |
といったようなシーンも実現できます。
「ドアが開いたらライトがつく」、これだけでも生活の快適さがグッと上がります。
これらの設定もアプリ内のオートメーション画面で組み合わせるだけなので、初めての方でも数分で設定可能です。
実際の画面では条件とアクションが一覧で表示されるので、複数のシナリオを同時に管理できるのも嬉しいポイント。
防犯・省エネ・快適さを一気にアップできるのが、この「連携機能」の強みです。
使って感じたメリットと気になる点
実際にTapo T110を取り付けて使ってみると、防犯や見守りの安心感はもちろん日常のちょっとした便利さもグッと高まりました。
ただし、アプリの操作性や一部の機能には「ここがもう少し改善されたら…」と感じる点もあります。
ここではメリットと気になる点を整理してみました。
防犯・見守りとしての安心感
ドアや窓の開閉を即座にスマホに通知してくれるので、不在時でも安心感があります。
- 子どもが学校から帰宅したタイミングを確認できる
- 深夜に予期しない開閉があればすぐ気づける
- スマートプラグ(Tapo H110など)と連携
「ドアが開いたら照明を点灯」
「不審な開閉があったら家電を作動」など
といったシナリオも作れるため、防犯面での活用度は高いです。
センサーがあるだけで、暮らしの安心レベルがワンランク上がりますね。
アプリUIや機能制限に関する改善希望
アプリは直感的で使いやすいのですが、使い込むと細かい点で不便さも見えてきます。
- 複数シナリオを管理しにくい
→ ルールが増えると整理がやや大変。 - タンパー機能(取り外し検知)がない
→ センサーを外されても通知が来ないため、本格的な防犯用途には弱い面がある。
また、Tapo T110は屋内利用を前提としたデバイスのため、屋外での使用は非対応です。
本格的な防犯システムとして使う場合は、この点を理解したうえで導入する必要があります。
よくある質問(FAQ)
Q1: 開閉検知の反応速度はどのくらい?
とても速いです。
ドアや窓を開けた瞬間に、ほぼリアルタイムでスマホに通知が届きました。
実測値では約0.15秒程度と、体感的には遅延を感じないレベル。
防犯用途やお子さんの帰宅確認など、「すぐに知りたい」シーンでも十分に頼れる性能です。
Q2: 開けっ放しアラートはカスタマイズできる?
はい、可能です。
アプリの設定画面で「◯分以上開けっぱなしなら通知」と条件を自由に変更できます。
「冷房効率を保ちたい → 2分で通知」といった具合に、家庭のスタイルに合わせて柔軟に設定できます。
Q3: スマホ通知は複数端末に届く?
こちらも届きます。
家族で同じTapoアカウントを共有しておけば、複数のスマホに同時通知が可能です。
外出先にいる家族全員がリアルタイムで状況を把握できるので、防犯や見守りの連携にとても便利です。
まとめ
TP-Link Tapo T110は、ドアや窓の開閉をサッと検知してスマホに即時通知してくれる手軽で頼れるスマート接触センサーです。
- 防犯や家族の見守りに役立つ
- スマートプラグ(Tapo H110など)と組み合わせれば、照明や家電の自動制御も可能
- 工具不要で設置でき、アプリから直感的に操作できる
「帰宅したらライトが自動点灯」なんていう暮らしの便利さも、すぐに実現できます。
初めてスマートホームを導入する方でも扱いやすく、価格も手頃でコストパフォーマンスは十分。
アプリの操作性や防犯機能に改善の余地は残されていますが、総合的に見れば 「安心と快適さを同時に手に入れられる入門デバイス」 と言えるでしょう。

