BIGBIG WON Blitz2をAPEXで使用しているので、強みや設定についてApexをベースとしてレビューしていきます。
数か月間使い込んだ実体験をもとに、結論や使い方のポイントをわかりやすくまとめました。
ちなみにTMR版を使用中です。
例えば、レレレ移動が速くなる設定や、EVA-8の腰撃ちが当てやすくなる設定なども可能。
「4-3リニアよりもう少しだけ感度が高ければ...(または低ければ...)」といった悩みも解決できます。
BIGBIG WON Blitz2の購入や設定で迷っているApexユーザーにをポイントを簡潔に解説しているので、是非レビューを読んでいただけたら幸いです。
BIGBIG WON Blitz2を「実際に使った」結論

Apex Legendsなどで、数か月間BIGBIG WON Blitz2を実際に使った結論をまず簡潔にお伝えします。
良い点
- コスパが良すぎる
- デッドゾーン0でもドリフトを抑えられる
- 設定で調整できることが豊富
- ボタンがマウスクリックの感覚
- ボタンのマッピングが簡単
- 手が小さくても意外と使いやすい
- ワイヤレスでもほぼ遅延を感じない
- ボタンがXbox配置なので、PSコントローラー慣れしている方は慣れが必要
悪い点
- 背面ボタンの押しやすさに慣れが必要
- デザインがちょっと微妙
- PS5/PS4には非対応
純正コントローラーとは明らかに違いがあるので、Apexでさらにパフォーマンスを伸ばしたい方や、純正コントローラーに不満がある方には試す価値が大きい一台です。
使った人みんなリコイル制御がしやすく感じるのではないですかね?
自分は中遠距離の当て感がよくなりました。
Apex Legendsで生きる設定や強み

BIGBIG WON Blitz2をApexで実際に使って感じた「強み」は、設定によってダイレクトにプレイ体験が変わる点です。
設定によって打ち合い中の横移動(レレレ移動)が速くできたり、腰うち時のアシストのかかる感覚を調整できたりするので、ここではそのあたりの設定方法や注意点も紹介しておきます。
レレレ移動が速くなる設定方法と注意点
レレレ移動がが速くなれば弾除けのメリットになるので、Blitz2を使用するのであれば設定しておきたいポイントです。
APEXで言うと「入力範囲の限界」の設定項目にあたる部分で、Blitz2では移動スティック(左)側だけ個別で調整できます。
アプリの設定画面でスティックエッジ、またはグラフの出力のポイントで調整します。
※左スティックの項目で設定する

スティックエッジの数値をプラス方向に上げると、スティックを少し倒すだけで最大入力になるようになります。
つまり、本来はスティックを最大まで倒さなければ最大速度にならないですが、スティックを最後まで倒さなくてもすぐに最大速度で移動できるので、横移動などがより素早くできるようになります。

このグラフは「スティックの入力」と「キャラクターの動き(出力)」の関係を表しています。
グラフを見ると、スティックを倒していくと真ん中あたりの地点ですぐに出力が最大になっています。
つまり、スティックを半分程度倒しただけで、キャラが最大速度で動き始めるというグラフです。
このスティックエッジとグラフは、いずれかを調整するだけで横移動が速くなります。
私は両方で調整していますが、いずれかの調整でも横移動は速くなるので、どれくらい倒せば最大値になるかは実際に試しつつ調整してみてください。
注意ポイント
・横移動が速くなる分、弾を当てる感覚がほんの少し変わります。
・ADS時(エイム時)だけでなく、腰うち時の横移動も速くなります。
・前進する場合にも影響するので、ゆっくり歩きたい場合は注意。
EVA-8が当たりやすくなる設定もできる?
APEXの武器「EVA-8」が当たりやすくなると表現していますが、視点移動の際にアシストを感じやすくする設定も可能です。
※右スティックの項目で設定する

レレレ移動を早くする設定方法のように、スティックエッジの数値を上げてスティックを少し倒すだけで最大入力になるようにすると、アシストがかかるタイミングでより引っ掛かりを感じやすくなります。
なので、フリックのようにスティックを倒すと素早く敵に対して視点が動き、アシストがかかるタイミングで減速するのでEVA-8のような単発の武器は当てやすく感じるという事です。
ウィングマンもやや当てやすくなると思います。
ただし、過剰に数値を上げるのはおすすめしません。
注意ポイント
・過剰に高くするとスティックを少し倒しただけで最大入力になるので感度が速く感じる
・ADS時にも影響するので、アシストから外れると一気に照準がずれてしまう。
・バンガロールのモク中などではアシストがないので非常に当てづらくなる
0~5程度の数値であればそこまで悪影響なくプレイできるのでおすすめです。
物足りなくても10以下には抑えたほうが良いでしょう。
アシストが強くなるわけではありませんが、調整して自分に合う感覚で設定してみてください。
初期設定・カスタム設定で「買ってすぐやるべき」ポイント
BIGBIG WON Blitz2をApex用に使い始めたら、まず最初にチェックしたいのは「接続モードの選択」と「スティック感度のカスタマイズ」です。
【はじめにやるべき設定】
- 接続モードはXinputにする
- ステップ精度設定は32 or 64を選ぶ
- ポーリングレート設定は500~2000Hzで自分に合うものを選ぶ
- スティックのデッドゾーンは0がおすすめ
- キャリブレーション機能で補正する
- センターゲインポイントの調整でドリフトを抑える
接続モードの詳細や違いについては、「BIGBIG WON Blitz2の接続モードとスティック精度を徹底解説」で詳しく解説しています。
スティックセンサーやエッジ、安定化係数といった細かい設定や技術的な解説も知っておくと、より自分に合う設定が見つかるはずです!
👉BIGBIG WON Blitz2|スティックセンサーやエッジ、安定化係数の項目の解説
BIGBIG WON Blitz2の基本スペック

公式スペックより、ここではTMR版のBlitz2のスペックを掲載しています。
項目 | 内容 |
---|---|
接続方式 | 有線(USB Type-C) 無線(2.4GHzワイヤレス/専用ドングル) |
対応機種 | PC(Windows10/11) Xbox Series X/S Switch |
バッテリー持続 | 約20時間 (フル充電・ワイヤレス時) |
充電方式 | USB Type-C |
スティック | TMR(トンネル磁気抵抗)スティックを搭載 ※ホールエフェクトスティックの上位互換 |
ボタン | マイクロスイッチ (クリック感あり) |
サイズ | 約155mm × 104mm × 60mm |
重量 | 約240g(ワイヤレス時) |
ソフトウェア | PC専用アプリ「BIGBIG WON Elite」 |
手が小さめの方でも握りやすく、モンハン持ちの方でも使いやすい本体サイズ。
自分も手はあまり大きくないですが、普通に気にならず使えています。
ボタンはクリック感があるマイクロスイッチで反応も早く、配置のカスタムアプリで簡単にチューニング可能です。
より詳しい比較や、標準版で知りたい点があれば、下記の記事を合わせてご覧いただくと、購入の失敗がなくなります。
👉BIGBIG WON BLITZ2標準版とTMRの違い|どっちを選べばいいかわかります。
ワイヤレスの安定性と遅延・バッテリー事情
BIGBIG WON Blitz2 TMRモデルは、NearLink対応のドングル接続により、業界最高水準の2000Hzポーリングレートで超低遅延接続が可能とのことで、実際に数時間プレイしてみました。
結論を言うと、有線接続時と同等の感覚でプレイができたので、体感では遅延をほとんど感じなかったです。
Redditなどでも「NearLinkドングルを使った高速接続は非常に応答性が良く、実質的な遅延も感じない」という人が多いようなので、自分の鈍感さだけではないようでした。
コントローラー専門サイトのGamepadlaのテストによれば、
2.4GHzドングル/Xinputモード
- スティック入力遅延:平均約9.8 ms
- ボタン入力遅延:平均約6.8 ms
有線USB接続/Xinputモード
- スティック:平均約8.6 ms
- ボタン:平均約5.2 ms
無線でも遅延の差は「1〜2 ms程度」で、視覚上・プレイ感にほぼ影響なしと言われています。
ワイヤレスコントローラー枠でもトップクラスで優れたポテンシャルを秘めているので、Apex Legendsプレイヤー以外にも様々なゲーム用途でおすすめしやすいですね。
競合コントローラーと比較して感じたBlitz2の良さについて
BIGBIG WON Blitz2 TMRモデルは、価格帯や機能で競合するコントローラーが複数ありますが、2025年7月現在最強と言っていいコントローラーでしょう。
ちなみに私はこれまでに以下のようなプロコンを使用してきました。
- GameSir T4 Kaleid
Amazon定価:約6,300円 - GameSir G7
Amazon定価:約6,800円 - SCUF INSTINCT PRO
定価:約 36,360円 - Victrix Gambit Dual Core
Amazon定価:約15,980円
どれも比較的評判がよく使いやすいコントローラーですが、値段と性能を考慮しても「BIGBIG WON Blitz2」はレベルが違うと言ってもいいくらい。
「GameSir T4 Kaleid」も値段の割にかなり使いやすくて使用していましたが、Amazonではセール対象にもなっていたりするので、安くなっていれば迷わずおすすめしたいですね。
PS5の純コン(DualSense)より安く買えます!
使い比べて感じた“ポイント”
- TMR磁気センサー採用のスティックはとにかく滑らか&耐久性が段違い
- ポーリングレート2000Hzは、理論値でも体感でも“超低遅延”でApex等FPSに強い
- ワイヤレス(NearLink)が純正Xbox/一般Bluetoothより安定&速い
- 専用アプリが視覚的にも見やすく設定しやすい
まとめ|BIGBIG WON Blitz2はApexで使う価値があるか?
BIGBIG WON Blitz2 TMR版をApexで実際に使い倒した体験をもとに、強みや設定のコツ、他コントローラーとの違いまで詳しくレビューしました。
今回はレレレ移動や腰撃ちの調整などA、pex Legendsのプレイ精度を大きく高めてくれるという点で紹介しましたが、TMR磁気センサーやマイクロスイッチ、ワイヤレスの超低遅延性能など、他にはない強みを多数持つ様々なゲームでも活躍するコントローラーです。
「自分に合う設定が見つかるか不安」「本当に遅延がないの?」といった購入前の疑問もあると思いますが、実際に数か月使ってみた結論として、本当におすすめできる一台です。
カスタマイズ性やコスパ、TMR版ならではの高耐久スティックは現状最強。
悪いところを上げるのであれば、「デザイン」くらいではないでしょうか。
迷っている方の参考になれば幸いです。
何か気になる点がもしあれば、XのDMや問い合わせなどでも回答できたらと考えていますのでお気軽に。
X(@cfroomyt)|問い合わせ